「安定した地盤」は安全な住まいづくりの基本です。

地下資源利用

温泉調査

1.温泉調査のポイント

 次の3つの要素は温泉利用計画に直接影響するため、温泉調査において最も重要なポイントといえます。

泉質(成分)
温泉は療養、保養、休養などの目的に利用されますが、療養効果は主として温泉の泉質(成分)に左右されます。
温度(泉温)
日本人が好む温泉の温度は42℃前後であるといわれています。火山地域と非火山地域では地下の温度条件が異なるため、必要とされる掘削深度も異なりますが、非火山地域では、一般に地下深く掘削するほど高温の温泉が得られます。
揚湯量
温泉開発にあたって、揚湯量の確保は泉温の確保とともに大切なポイントです。利用目的や規模に応じた揚湯量の確保が重要です。

2.温泉調査の流れ

温泉調査では、上記の3つのポイントについて明らかにするために、対象となる地域に最適な調査手法を組み合わせることが重要です。

  1. 地域の特性、予想される温泉の貯留形態などの検討
  2. 調査計画の立案・調査方法の決定
  3. 調査・解析(現地調査・室内解析)
  4. 温泉貯留が有望と判断された場合、掘削候補地の選定・掘削計画の提案

3.温泉調査によってわかること

4.調査方法の選定

調査方法を選定するにあたって、下記のような条件から最適な調査方法を検討し選定します。

温泉開発対象地域の特性
  • 対象地域の地形条件
  • 対象地域で予想される人工的なノイズ(高速道路・鉄道・送電線など)
  • 予想される温泉貯留タイプ
  • 必要とされる探査深度
対象地域の地形条件からの適性調査方法
対象地域で予想される人工的なノイズの強さからの適性調査方法
予想される温泉貯留タイプからの適性調査方法
裂罅水型(割目型)
  • 空中写真解析
  • 地温調査
  • ランドガス探査
  • 自然放射能探査
  • 水平電気探査(高密度電気探査)
  • 空中写真解析
  • 地温調査
  • ランドガス探査
  • 自然放射能探査
  • 水平電気探査(高密度電気探査)
  • 空中写真解析
  • 地温調査
  • ランドガス探査
  • 自然放射能探査
  • 水平電気探査(高密度電気探査)
地層水型
必要とされる探査深度からの適性調査方法

5.主な温泉調査方法

CSAMT法(調査深度約800m~1500m位)
調査対象域から数km離れた位置で信号源として大地に電流を流す。これによって生じる電場・磁場を調査域内において測定し、地下の比抵抗分布を把握し、地下地質を解明する。  人工的な信号源を採用しているため、電磁探査法の中では比較的ノイズに対する抵抗力が強く、また、探査深度も非火山地域における経済的な温泉開発対象深度をカバーできることから、近年の温泉探査で多用されている
MT法(調査深度2000m以上可能)
自然界の低周波電磁波によって発生する電場・磁場を測定し、地下の比抵抗分布を調べ、地下深部に至る地質 を解明する。
CSAMT法より探査深度が大きく、 地下2,000~3,000mにわたる地下地質を解明するのに有効である。


※当社ではたいていの場合、CSAMT法を用いて調査を行います。

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