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地盤のかたさ、やわらかさは地質調査地質調査によって明らかにされます。「標準貫入試験」という方法で「N値」を測定して、これを目安に地盤の硬さを判定するのです。この試験は一定の重さのおもりを落下させて専用器具を地中に打ち込むという方法(※)で行われます。N値とは30センチを打ち込むのに要する回数のこと。この数値が大きければ大きいほど、地盤は硬いということになります。一般住宅では10~30回以上、橋でも30回以上のN値があれば良質な地盤といえるでしょう。
63,5 キログラムの錘を76センチの高さから自由落下させてサンプラーを地盤に打ち込んでいきます。

ガリレオの実験で有名なピサの斜塔。その傾きの原因は「不同沈下」にあります。ピサの斜塔が建つ地盤は重い塔を支えることができずに少しずつ沈下し続けているのですが、場所によって沈下量が異なるために斜めに傾いているわけです。地盤を見てみると、塔の下は砂質ローム層、そのまた下は厚い粘土層となっています。いずれの層も北側に塔が傾くというわけです。現在ならば適切な調査を元に対策を講じることができるので、後世に「斜塔」として名所になることはないかもしれませんね。

地盤のかたさによって、建物の基礎工事を変える必要があります。かたい地盤の場合は直接基礎を採用しますが、やわらかい地盤の場合は基礎の底面積を広くして建物の荷重を分散させたり、セメントを使って地盤を強くしたりします。また、表面がやわらかい地盤でも、かたい地盤が地下の深いところにある場合は、そこまで杭を入れて支える「杭基礎」の工事を行います。平らな地盤でも地下鉄の地層が傾いていると、同じ敷地内でも不同沈下が起こることがあり、要注意です。

Q2で紹介した標準貫入試験のほか、「平板載荷試験」によって地盤のかたさを調べます。平板載荷試験は、直径30センチの平らな鉄板に荷重をかけ、その力によって地盤が押されて変形する量を測定し、荷重・時間・変形量の関係から地盤のかたさを求めるものです。また、建物の重さが加わったときの粘土層の沈下層を予測する試験を行うこともあります。土地を購入するときは、試験結果を購入先にたずねてみることをお勧めします。

現在ではさまざまな材料と工法で地盤を強くすることができます。地盤の表面だけでなく、地下深くまで改良材(セメント系、石灰系のもの)を注入しながら着秋で混ぜ合わせることで、地盤をかたくする方法もあります。1994年に開港した関西国際空港の埋め立て造成では、海底の下の柔らかい地盤を改良するために、このような工事が行われました。













